『魔法少女ノ魔女裁判』感想

manosaba アドベンチャー

ゲームの概要

【魔法少女ノ魔女裁判】(まのさば)

ジャンル:魔法議論ミステリーADV

対応機種:PC(Steam)/ Nintendo Switch(予定)
 Steamストアページ:https://store.steampowered.com/app/3101040/_

ホームページ:https://manosaba.com

X(旧Twitter):https://twitter.com/13witch_Trials

発売日:2025年7月18日(Steam)

クラウドファンディングで知ってからずっと楽しみにしていました。
(少額ながら私も支援させていただきました)
魔法少女×裁判×処刑とかやらない理由がありませんね。

ゲームの特徴・遊んだ所感

残酷描写や流血表現はかなり控えめ

おそらく一番気になる点だと思います。
このゲームは女の子たちが可哀想な目に遭うのが醍醐味の一つですが【視覚的には控えめ】なので、チミドロなフィーバーを期待していると肩透かしを食らうと思います。
逆に言えば、苦手な方でも意外と遊べるかもしれません。

ADVパートの選択肢には即BADENDあり

ただ、ドクロマークで分かるので不要なら避けれます。
仮にBADENDになっても直前に戻れます。
ちなみに私は古き良きノベルゲーが感じられて好きでした。
BADENDには脈絡がないものも多数ありますが、中には伏線的なものやメリーバッドもあって楽しめました。

裁判パートは某有名論破ゲーム風

思い浮かばない方は気にしなくて大丈夫です。
議論形式が酷似していて、雰囲気は5年ぶりの実家のような懐かしさ。
ただし本家のようなアクション要素は皆無なのでオマージュ程度。
(アクションが苦手ならむしろこっちの方がいい?)

推理は基本易しめ。体力的な概念はなく、評価システムもありません。
そのため当てずっぽうが大変有効なので気軽に挑戦できます。
易しめと言ったものの、私は2回タイムアップになりました……
(一部タイムアップでしか解放できないスチルもあるので結果オーライ)

キャラクターが魅力的

私の基本スタンスとして、キャラクターに関しては期待していませんでした。
ですがストーリーが進むにつれて引き込まれ、気づいたら愛着が湧いていました……
具体的にはネタバレになるので割愛。
一つ言えるのは【この子たちに出会えてよかった】。
素直にそう思える作品でした。

自身でプレイしてほしい

ゲームの楽しみ方は人それぞれですので無理にとは言いませんが、できればご自身でプレイしてほしいなと思いました。

というのはどのゲームにも言えることですが、まのさばに関しては特にそう願っています。

 

ネタバレあり感想

これより下はネタバレを含むのでご注意ください。

2周目が来た瞬間テンションが頭がぶっ飛びました。

「まあ値段的にこれくらいだよなー」とか思ってたのに!?
主人公交代? 別OP? 熱すぎんか!!
え、いいの? この値段で??

もっと払わせろ!!(?)

気が動転しすぎて2周目OPは頭に残ってません。
ギャラリーのペース的にまだ続く予感はしていたものの、完全に油断していました。
(ギャラリーからムービーを再生できるようにならないかしら?)

本当にめちゃくちゃ楽しかったです。
1周目も楽しかったですが、2周目からアクセル全開で10倍は楽しい。
ちなみにトップ画像はタイトル画面ですが、現状おそらくヒロver.から戻せないので体験版のを使用しています。

堅物のヒロがノアやレイアを始めとして徐々に絆されていく様子があまりにも尊い。
私も同じで、1周目でのキャラクターの印象がヒロを通じて更新されていき、だんだん好きになっていくのが分かりました。
特にレイアには何度も笑わせてもらいました、彼女はもはや芸人。
序盤退場組がいかに重要キャラだったか思い知りました。
1周目の犯人が被害者に、犯人が被害者に、と変化することで全てのキャラと満遍なく触れ合うことができる点が非常によかったです。

(全部語ったら長くなるのでかなり割愛)

最後の裁判に関しては別のゲームでした。
なにこの激アツ展開……王道じゃないですか。
こういうの大好きなんですよね。

ただ、ラスボスのユキはその、なんというか……、メルルのド畜生っぷりをもっと見習ってください。
仕草がいちいち可愛かったことしか覚えてません。

最後にエマについて、
エマは議論でミスして周りから袋叩きにされている時が一番輝いていました。
「○○ちゃった……!」がもうね、好き。

途中割愛したので語り足りないですが、とにかく楽しい作品でした。
本当にありがとうございました。
今後のまのさばと、あと関係があるか分かりませんが某因習村も楽しみです。